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左利きのコンプレックスは克服できる。

物心ついた時には左利きだった私ですが、家族の中でなぜ自分だけが左利きなのか。

ずっと疑問に思っていました。

今でこそ左利きは矯正されることなく「個性」としてとらえてもらえるようになりました。

なぜ、自分は左利きなのだろう?

左利きって利き手が右じゃないだけなの?

脳の使い方は右利きと同じ?など……。

これを読んでいる左利きの皆さん、同じような思いを抱えたことはありませんか?

今回ご紹介するこの本はいわば左利きの取り扱い説明書です。

本書の著者である加藤俊徳さんも左利き。

ご自身の体験談と医者という立場から見た左利きの特徴と特性の活かし方について丁寧に解説してくれています。

当たり前と思っていたことが他人と違ったり、自分が長年疑問に感じていたことがこの本を読むことで解決されます。

私のように左利きなんだけれども考えていることを伝えるのにワンテンポ遅れたり、人や物を「テキスト」で覚えるのではなく映像で記憶しているのはなぜなのか疑問に答えてくれました。

脳の活用の仕方を学ぶことで日常生活をさらに快適に過ごせるようになるのではないでしょうか?

「なんだか右利きの人と何か違うな」とかモヤモヤを抱えている人には読んでほしい一冊ですし、

左利きの脳の使い方が理解できるとともに右利きの人にもこの本を読んでもらうことで、単純に利き手が違うだけではなくてお互いどのように感じたり考えたりしているかの理解を得るきっかけになると思います。


利き手が決まるメカニズムは不明

何が原因で利き手が決まるのか?そのメカニズムは未だ不明だそうです。

利き手が定まる理由として、いくつかの説があります。

まず、人間は左側に心臓があるため、急所を守りながら右手で戦う必要があったから右利きが増えたという説です。

 次にすでに石器時代には右利きの数が多く、右手を使う道具が多く作られてきたからという環境説。

そして、より複雑な道具を活用し獲物を狩るために、言葉によるコミュニケーションが必要となり、言語脳である左脳を発達させた人類は、左脳が動きをコントロールする右手をよく使うようになったという説もあります。

人類の進化の過程で、なぜ右利きが増えたのか、確実なことは明らかになっていません。

 しかし「右利き」「左利き」を決める要因として、遺伝子の影響が少なからずあると私は考えます。

p24 すごい左利きより引用

私自身も物心ついた時には左利きであり両親は右利き。

何をするにも左でやったほうが作業がスムーズなのです。

けれど冒頭でも書いたとおりなぜ左利きになったのかは分かりません。

兄弟の真似をして右手で作業をしようとするとどうもうまくいかず、結局左に持ち替えて作業をしている。本書にも書いてあるとおり何が原因で左利きと右利きになるのかは不明。

そんな私も文字だけは小学校の頃に矯正したので右で書いています。

理由は「英語を書くときに手が汚れるから」というもの。

同じような理由で強制された方いませんか?

実際小学生の頃ひらがなの練習をしていて「あ」や「お」「の」などがうまく書けず苦労した記憶があります。もしかしたら脳で上手にイメージできなかったのかもしれませんね。ちなみに今でも左でも書くことはできますが、目も当てられないほど芸術的な文字になります。

ちなみに本書にも書かれていますが、文字の矯正や言語習得は小学校4年生頃からが良いそうです。詳しくは書きませんが脳の発達に関することが理由だそう。

いずれ医学が発達したらメカニズムを解明できる日はやって来るのでしょうか?

そんな利き手の話ですが、ただ単に左が使いやすいというだけではないようです。

左利きはただ「左手で扱うのが得意」というだけではない

この本を読んで理解したのは左利きにとってただ左手が使いやすいだけではないということです。

左利きは右脳と左脳の両方を使いながら環境に順応しようとしている点が特徴です。

右脳と左脳は役割が異なりますが、左利きにとって重要なのは、高い割合で「右脳が非言語系」「左脳が言語系」を担当していることです。

 ある研究によると、右利きの人のおよそ96%が左脳で言語系の処理をしていたのに対し、左利きはおよそ73%が左脳で、両利きでは、85%が左脳で言語系の処理をしていると結果がでています。

 左利き、右利きを問わず、7割以上の人が左脳で言語処理を行なっているのです。

 すなわち、右利きは右手で文字を書くときに、左脳の運動系脳番地を使いながら、左脳の伝達系脳番地で言葉を生み出すので、左脳の中でネットワークを使います。

 一方、多くの左利きが右利きに比べて、左手を右脳で動かしながら、左脳で言語処理をしています。左脳と右脳の両方のネットワークを同時に使わないと、文章を綴れないことになります。

 つまり、左利きは両方の脳を使うため、「言葉を使って考えをまとめるのに時間がかかる」傾向があるということです。

 言語処理が得意な左脳を常に右手で刺激している右利きと違い、左利きは非言語情報を扱う右脳を主に働かせています。

 言葉に置き換えて言いたいことを発するまでに使用する脳のルートが、ほんの少し遠回りなのです。

P40〜41 すごい左利きより引用

上記の引用にもある通り、左利きと右利きは単純に利き手が異なるということだけではありません。

そもそも脳の使い方が違うのです。

右利きが口達者で言い返すことができなくても日頃の鍛え方が違うので悲観することはなく、マイペースで脳を鍛えているので大器晩成型とすら著者は言っています。

だから劣等感を抱く必要はないのです。

私自身、コニュニケーションが苦手というわけではありませんが、会話の途中で話がスポン!と真っ白になってしまう悩みがありました。事前にこの内容の話をしようなどと考えながら会話している分には全く問題ないのですが、販売員時代にお客様と会話をしていて一瞬「どこまで話をしたかな?」ということが頻繁に起きて困ったことがあります。

仕事にものすごく影響があるというほどではないにしろ、言葉が全く出てこない時があるのです。

このコンプレックス、どうにかならないかな?

私、何かおかしいのかな?

と悩みまくりました。日常生活ではレスポンスの速度などあまり気にしたことがなかったのですが、仕事でいろんな人と会話をするようになり悩みが深くなっていきました。

「この会話はどう繋がるのだろうか?」

会話の先を予測し、慌てずゆっくりと会話することを心がけるようになりました。

このコンプレックスをダメだと考えないで「どうしたらうまく会話ができるだろうか」を考えて行動するようにし、相手を観察する癖をつけたことで徐々に改善されていきました。

現在就職活動や転職活動中の方で、「どうして会話がポンポンとキャッチボールのようにスムーズにできないのだろうか?」と悩んでいるならいつもよりも気持ちゆっくり目に会話をしてみてください。

直感を言語化するトレーニングをしよう

私自身、直感と聞くとなんだか根拠のない怪しいものという感じがして重要視していませんでした。

けれども仕事やプライベートで「なんかこのまま話を進めると良くないような気がする」や「なんだかいつもと変な感じがする」というときはたいてい大事な説明を忘れていたり、致命的なミスをする前に直感に助けられたことが何度もあります。

同じような経験はありませんか?

本書では左利き独特の個性のひとつが「直感」と言っています。

右脳は、モノの形や色、音などの違いを認識し、五感にも密接に関わっています。

一方で左脳は、言語情報を扱い、計算をし、そして論理的、分析的な思考をする機能を持っています。

 つまり、右脳は、視覚や五感をフルに活用した、言語以外のあらゆる情報を無意識のうちに蓄積している巨大なデータベースです。

 そのため、常に左手から右脳に刺激を送り続けている左利きは、膨大なデータからベストか答えを導き出す直感に優れているのです。

P54 すごい左利きより引用

著者の加藤さんはこの直感を重要視し、もっと精度を上げるべく鍛えるのがいいと言っています。

ひらめきや直感が出やすい左利きはそれを言語化することが苦手。小さな頃から右手を使って情報処理の脳である左脳を鍛えてきた右利きに比べると、左利きは一旦右脳を経由して左脳で情報処理するのでワンクッション遅れてしまうのはもちろん。そもそも湧いてきたひらめきを左脳に画像として保存して終わってしまう傾向があるようなのです。

これは左利きに限った話ではなくて必要以上に考えすぎると余計な情報が加わって精度が落ちてしまうということだそうです。

左利きが感覚的だと言われる所以はここにあるような気がします。

一方、右利きは小さな頃から左脳を鍛えているので言語化がとても得意。

脳の働きは同じですが、普段の使い方が違うので言語化についても差が出るのです。

ひらめきとの対話を開始することで、伝達系脳番地が働き、直感を言語としてとどめたり、映像としてとどめることができます。直感をトラップするイメージです。

 直感が必ずしも言葉でアウトプットされて、左脳の伝達系脳番地でトラップできるわけではありません。むしろ非言語の直感のほうが頻繁に起こると考えられ、右脳の伝達系脳番地でトラップしやすい左利きが直感に強い理由が説明できます。

P71 すごい左利きより引用

左利きの多くは、情報の「イメージ保存」がデフォルトです。そのため、浮かんだことを言葉でうまく表現できない場合も少なくありません。

 でも、そこであきらめずに言葉にする努力をしてみましょう。

なぜなら、浮かんだことを意識的に「右脳→左脳」に移してあえて言語化することで、直感をカタチとして残すことができるからです。

P73 すごい左利きより引用

上記の引用した文の中に左利きの多くは情報の「イメージ保存」がデフォルトというのは納得です。

私の場合もアイデアというかここでいうひらめきがあったとき、イメージ画像で脳内で再生されるのです。

しかし「あ、こうしてみよう」などとひらめくことがあっても、時間が経過すると忘れてしまいます。

イメージ画像のまま脳内に保管いると。脳内の容量もたくさん消費しそうですし、このひらめきをイメージのままにしておかないで言語化し周囲と共有できたら容量も節約できて一石二鳥。

それにひらめいたことを言語化するトレーニングをすることで、言語を処理する左脳を鍛えることができて会話がスムーズに行えるのではないでしょうか?

浮かんだ考えやアイデアを言葉にするのにワンテンポ遅れることがあるのでこのコンプレックスを持っているのなら試す価値はありそうです。

脳を鍛えてレスポンス速度を上げる

左利きはとにかくひらめきを言語化するのが苦手。

そして私のように会話の途中で、「あれ、この続きは何を伝えたらいいのか?」のような脳の瞬発力不足に悩んでいる方はいませんか?

コンプレックスだ、と落ち込まないでください。

脳を鍛えることで瞬発力をアップさせることができるのです。

この本に出会って

自分はおかしいのではなく

左利き特有の脳の働かせ方によって言葉がスムーズに出てこなかったり

会話には支障はないけれど考えるのにワンクッション時間がかかるということを理解しました。

左利きは右利き優先の社会に順応しようと、左手だけではなく右手を使う機会が多いため両手で両方の脳を刺激しています。

 私は自分の意志で右手も動かせるように訓練しましたが、多くの左利きも動作によって、左手と右手を使い分けていることが多いものです。

 たとえば、ビンの蓋を開けるときやネジまわしを使うとき、またガスの元栓を閉めるときなどは右手がやりやすいという人が多いでしょう。

 自動販売機にお金を入れるときや、自動改札機を通るときなども右手を使う方が便利です。

 文字を書くのやスマホの操作は右で、ボールを投げるときは左という人も少なくありません。

右利きが動作によって左手も使うということはほぼありませんよね。

そのぶん左利きは両脳を刺激する機会に恵まれています。

こうして脳梁を通る「ワンクッション」が、右脳と左脳、両方を覚醒させ、脳を強くしています。

 そして、使える脳の範囲が広がることで、左利きのすごい「直感」や「独創性」が生み出されているのです。

P135 すごい左利きより引用

確かにワンクッション遅れることはありますが、脳の瞬発力を鍛えることでコンプレックスを克服できるのではないかと思っています。

脳の瞬発力をアップさせるには、「耳から入る情報処理するの脳番地」と「視覚から入る情報を処理する脳番地」をそれぞれ鍛える方法が有効です。

努力することで脳は鍛えられる

私はこれまで1万人以上の方の脳をMRIで診断し治療してきました。

加藤プラチナクリニックでの臨床体験から言えるのが「人より劣っている」と感じるのは、脳の出来が悪いのではなく、単純にその脳番地を使っていないというだけです。

P143 すごい左利きより引用

私はこれまで会話中に一瞬頭が空白になり会話が途切れてしまうことや、緊張しているようなこともないのにワンテンポ会話が遅れたりすることがコンプレックス。

この本を読んで上記にもあるとおり脳の出来不出来は関係なくて使っていないだけ、という事実に驚愕しました。

使ってない……

脳番地の鍛え方は本に詳しく書かれています。

これを実践していくことでコンプレックスだったワンテンポ会話が改善していくことを期待します。

まとめ

この本にであって利き手が決まるメカニズムはわからずじまいでしたが、左利きはただ利き手が逆というだけでなく、右利きとは違い両方の脳を常に働かせて生活しているということもわかりました。

ずっと劣っていると思っていた私に対して、ワンテンポ遅れる会話をしてしまうことは左利き特有のものであり視覚や聴覚を司る脳番地を意識して鍛えることで改善できるという事実は朗報でした。

同じようにコンプレックスを抱えていて悩んでいる人はぜひ読んでほしいです。


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